第4回:2026年、衛星通信で茨城の圏外は消えるのか?
- 2月28日
- 読了時間: 5分

1. 「空から電波」が現実になる年、2026年
こんにちは。茨城在住、楽天社員です。 2026年2月現在、私たちのモバイル業界は大きな転換点を迎えています。
これまで、このブログでは「筑波山や奥久慈の深い谷間では、まだ楽天モバイルは他社に一歩譲る」と正直にお伝えしてきました。しかし、その「弱点」を根本から覆す可能性を秘めたプロジェクトが、いよいよカウントダウンに入っています。
それが、米AST SpaceMobile社と共同で進めている**「Rakuten 最強衛星サービス(スペースモバイル計画)」**です。 低軌道衛星を「空飛ぶ基地局」にし、日本全土を100%カバーしようというこの試み。今回は、茨城県民にとってのメリットと、社員だからこそ言える「現時点での冷静な見方」を深掘りします。
2. 茨城県民にとっての「衛星通信」3つのメリット
茨城県は平野部が多い一方で、北部の山岳地帯や、広大な農地、そして鹿島灘の沖合など、従来の基地局だけではカバーしきれないエリアが点在しています。衛星通信が始まると、何が変わるのでしょうか?
① 登山・アウトドアの「絶対的な安心感」
第2回、第3回で触れたように、奥久慈男体山や八溝山の深い沢沿いは、今でも電波の死角です。しかし、衛星通信は空が開けていればどこでも繋がります。「道に迷った」「怪我をした」という緊急事態に、いつものスマホから救助要請ができる。これは、茨城の山を愛するハイカーにとって革命的な変化です。
② 農業・林業のDX化が加速する
茨城は全国有数の農業県です。しかし、広大な畑の真ん中で「スマート農業のセンサーが繋がらない」という悩みを抱える農家さんもいらっしゃいます。衛星通信なら、基地局から遠い農地や森林でもデータ通信が可能になり、作業の効率化が大きく進みます。
③ 災害時の「最後の砦」
茨城は過去、東日本大震災などで通信インフラが遮断される経験をしました。地上の基地局が地震や停電でダウンしても、宇宙にある衛星は影響を受けません。被災した場所から家族に「無事だよ」と一言送れる。その一通のメッセージが、どれほど心を救うか。私たちはその価値を重く受け止めています。
3. 【ロードマップ】いつから、どこまで使える?
「で、結局いつから使えるの?」という疑問にお答えします。
2024年〜2025年: 試験衛星による通信実験。福島県でのビデオ通話実験にも成功しました。
2026年 第4四半期(10月〜12月): いよいよ日本国内での商用サービス開始予定です。
2027年以降: 打ち上げる衛星の数を増やし、通信速度の向上と、24時間365日の安定接続を目指します。
[Image illustrating mobile phone connecting directly to a satellite above Japan] キャプション:2026年末、あなたのスマホが宇宙と繋がります。専用機器は不要、今持っているスマホでそのまま利用可能です。
4. 正直なところ、ここだけの話。「過度な期待」は禁物です
社員として、皆さんに過ちのない選択をしていただくために、あえて「現時点での課題」も正直に書きます。
速度は「爆速」ではありません
サービス開始当初は、YouTubeの4K動画をサクサク見るような使い方は難しいかもしれません。まずは「テキストメッセージの送受信」「音声通話」「低画質でのビデオ通話」からスタートするイメージです。地上の5G回線のようなスピードを期待すると、ガッカリしてしまう可能性があります。
「建物の中」や「深いトンネル」は苦手
衛星通信の電波は、はるか上空から降り注ぎます。そのため、厚いコンクリートの建物内や、トンネルの中では電波が届きません。「家の中で繋がらないから衛星に切り替えよう」という使い方はできないのです。あくまで**「空が見える屋外」での救世主**だと考えてください。
料金プランはどうなる?
「衛星を使うなら別料金なんでしょ?」という点も気になりますよね。 詳細な料金体系は発表を待つ必要がありますが、楽天のスタンスは一貫して「誰もが使いやすい民主的な価格」です。低価格でのオプションなどになるかもしれません。
5. 賢いユーザーの「今からできる」アクション
「衛星通信が始まってから楽天モバイルに変えればいいや」 そう思う方もいるかもしれません。しかし、私は**「今から楽天モバイルに慣れておくこと」**をおすすめします。
楽天ポイントを貯めておく: 衛星通信が始まれば、登山や趣味の幅が広がります。そのための装備代を、今のうちに楽天ポイントで賄っておくのが賢いやり方です。
スマホを新しくするなら「対応モデル」を: 全てのスマホが衛星通信に最適化されるわけではありませんが、最新のiPhoneや、楽天モバイルで販売している最新Androidなら、今後のサービス対応に期待が持てます。
「サブ回線」として今から試す: 街中での楽天の進化を実感しつつ、衛星通信という「未来のチケット」を手に持つ。このワクワク感も含めての楽天モバイルです。
6. まとめ:2026年、茨城の空から安心が降り注ぐ
「山で繋がらないから楽天はやめておこう」 これまでの常識は、2026年に過去のものになろうとしています。
社員としても心苦しい時期は長かったです。エリアの狭さを指摘され、悔しい思いもしました。でも、あと少しです。宇宙からのバックアップが加われば、楽天モバイルは文字通り「最強」のインフラになります。
大切なのは、「今すぐ完璧」を求めるのではなく、進化していくサービスと共に自分の生活を最適化していくこと。 通信費を浮かせて、茨城の美味しいものを食べ、未来の安心を宇宙から手に入れる。そんなスマートな選択を、私と一緒に始めてみませんか?
次回は、いよいよ具体的な「最強キャリアの結論」について。茨城のハイカーたちが最終的に選ぶべき組み合わせを発表します!



