top of page

高速バス 電波はなぜ途切れる?茨城〜東京「つくば号」「みと号」車内の通信事情と対策

  • 8月15日
  • 読了時間: 7分

茨城県と東京都心を結ぶ高速バスは、つくば号(東京駅〜つくばセンター)、みと号(水戸〜東京)、鹿島神宮・潮来方面の路線など、県民にとって鉄道と並ぶ主要な移動手段です。片道1〜2時間ほど座っていられるので、動画を見たり、メールを片づけたり、電話をしたりしたくなりますよね。ところが実際に乗ってみると、常磐道を走っている途中で読み込みが止まる、通話が途切れる、といった高速バスの電波の悪さに悩まされた経験がある方は多いはずです。この記事では、なぜ高速バスの車内だけ極端に繋がりにくくなるのかという理由と、路線ごとの傾向、そして乗車前後にできる現実的な対策までをまとめます。

目次

なぜ高速バスの車内は電波が悪いのか

原因はひとつではなく、複数の条件が重なっています。おおまかに整理すると次の4つです。

  • 高速走行によるハンドオーバーの連発:時速80〜100kmで移動していると、接続する基地局が短い間隔で次々と切り替わります。この切り替え(ハンドオーバー)のたびにわずかな中断が起き、動画の読み込みやビデオ通話のようにデータが途切れず流れ続ける必要がある通信ほど影響を受けやすくなります。

  • 車体による電波の減衰:高速バスは金属の車体で囲まれ、窓ガラスにも熱線を反射する加工が施されていることがあります。この加工は日差しを和らげてくれる一方で、電波も通しにくくする方向に働くと言われています。

  • 乗客の集中による混雑:一台に数十人が乗り、その全員が同じタイミングで同じ基地局につながります。沿線の基地局が都市部ほど太くない区間では、電波が立っていても速度だけが落ちるという状態になりがちです。

  • 常磐道の地形:切り通しや谷筋、林に囲まれた区間、短いトンネルなどでは、そもそも届く電波が弱くなります。

電車も同じくらいの速度で走りますが、鉄道路線は沿線に人家や駅が多く、基地局も線路に沿って整備されている傾向があります。高速道路は市街地を避けて通っている区間が多い分、バスのほうが「地形と車体の両方に不利がある」と考えると納得しやすいでしょう。

路線・区間ごとの繋がりにくさの傾向

あくまで利用者としての体感ですが、茨城発着の主要路線には次のような傾向があります。

  • つくば号(東京駅〜つくばセンター):都心側と、つくば市街に入ってからは比較的安定します。気になるのは桜土浦インターから谷田部インターにかけての区間で、周囲に田畑や林が広がるあたりで速度が落ちることがあります。

  • みと号(水戸〜東京):三郷から柏あたりまでは都市部なので快適ですが、千代田石岡インターから友部サービスエリア付近にかけての中間区間は、電波表示は立っていても読み込みが重くなる場面が出やすいところです。水戸市街に入ると回復します。

  • 鹿島神宮・潮来方面(東関道経由):潮来から鹿嶋にかけての田園地帯や、利根川沿いの開けた区間で不安定になることがあります。逆に、開けているぶん一度つながれば安定するケースもあります。

共通しているのは、市街地を抜けた「中間の田園・丘陵区間」で最も体感が落ちるという点です。逆に言えば、乗車直後と到着前の30分ほどは比較的通信しやすいので、重要な作業はその時間に寄せる、という組み立て方ができます。高速道路そのものの電波事情については茨城の高速道路での電波の安定性を確保しよう!でも触れていますので、自家用車で走る方はあわせてご覧ください。

キャリア別の実感差はどのくらいあるか

ドコモ・au・ソフトバンクの3社は、高速道路沿線の基地局整備を長く続けてきた経緯があり、走行中でも比較的安定しやすいという声が多いです。とはいえ前述の中間区間では、どのキャリアでも速度低下は起こり得ます。

楽天モバイルについては、プラチナバンド(建物や地形の陰に回り込みやすい低い周波数帯)の展開が進み、つくば〜土浦あたりの体感は以前より改善したという報告が増えています。一方で、他社回線を借りるパートナー回線の終了以降、自社エリアの端にあたる区間では圏外や低速に振れる場面も残ります。高速バスで毎週のように移動する方は、メイン回線とは別にpovoなどの安価なサブ回線をデュアルSIMで持っておくと、片方が詰まったときに切り替えられて安心です。最新のエリア状況は楽天モバイルの公式サイトのエリアマップで、実際に通るルート沿いを確認しておくとよいでしょう。

なお、これから楽天モバイルをサブ回線として増やすことを検討している方は、楽天従業員からの紹介キャンペーンを経由すると、他社からの乗り換えで最大14,000ポイント、新規契約で最大11,000ポイント程度の特典が用意されています。条件や金額は変更されることがあるため、申し込み前に必ずキャンペーンページで最新の内容をご確認ください。

車内Wi-Fiの実力と使いどころ

高速バスの多くには無料Wi-Fiが用意されていますが、ここは正直に理解しておきたいところです。バスのWi-Fiは、バス自身が携帯電話の回線をつかんで、それを車内に配っている仕組みです。つまり、バスが圏外の区間では車内Wi-Fiも同じように途切れます

使いどころとしては、次のように割り切るのが現実的です。

  • 向いている用途:テキスト中心のメール、チャット、ニュースサイトの閲覧、軽い調べもの

  • 向いていない用途:高画質の動画視聴、大きなファイルの送受信、オンライン会議、対戦型のゲーム

  • 注意点:接続時にブラウザで利用規約に同意する認証が必要な場合が多く、時間制限が設けられていることもあります

また、公共の無料Wi-Fiという性質上、通信内容が暗号化されていない可能性も考えて、ネットバンキングなど機微な操作は自分の回線で行うほうが無難です。移動中のゲームの快適さについてはスマホゲームを快適に楽しむためのベスト環境とは?でも整理しています。

今すぐできる高速バス車内の通信対策

特別な機材を買わなくても、次の工夫で体感はかなり変わります。

  • 乗車前にオフラインで用意しておく:動画配信サービスの一時保存機能で数本ダウンロードしておく、地図アプリでルート周辺をオフライン保存する、仕事の資料は端末内に落としておく。これが最も確実です。

  • 端末の持ち方を少し変える:窓に密着させるより、通路側や膝の上など、車内で少し位置を変えるだけで表示が変わることがあります。座席のポケットや金属フレームの陰に置いたままだと不利です。

  • 詰まったら再接続を試す:機内モードを10秒ほどオンにしてから戻すと、つかみ直しに成功して回復することがあります。設定で通信方式を4G優先に固定すると、5Gと4Gの行き来による不安定さが減る場合もあります。

  • 重要な通話はサービスエリアの停車中に:みと号の友部サービスエリアなど、停車時間があるタイミングは電波が安定しやすく、周囲への配慮の面でも安心です。

  • バッテリー対策を忘れずに:電波の弱い場所では端末が基地局を探し続けて消耗が早まります。テザリングを使うならなおさらで、モバイルバッテリーを1つ持っておくと安心です。省電力の工夫はスマホのバッテリー持ちを改善する方法も参考になります。

まとめ

高速バスの車内で電波が途切れるのは、走行速度・車体・乗客の集中・沿線の地形という条件が重なった結果で、端末の故障でも契約プランのせいでもないことがほとんどです。つくば号なら桜土浦〜谷田部、みと号なら千代田石岡〜友部あたりというように、落ちやすい区間はある程度決まっています。

完全に解決する方法はありませんが、乗車前のオフライン準備、サブ回線の用意、通話はサービスエリアで、という3点を意識するだけで、片道1〜2時間の移動はずっと快適になります。次に東京へ向かうときは、出発前の5分をダウンロードの時間に充ててみてください。


【PR】楽天モバイルへの乗り換え・お申し込みをご検討の方へ

 
 
viber_image_2026-02-08_16-35-12-378.jpg

ログインページに遷移しますが、

公式ページになります。ご安心ください。

bottom of page