
楽天モバイルが屋内でつながらないのはなぜ?茨城のショッピングモール・地下駐車場で電波が落ちる理由と対策
- 8月20日
- 読了時間: 7分
エリアマップを見ると自分のいる場所はしっかり色が塗られているのに、大型ショッピングモールの奥まった通路や地下駐車場に入った途端にアンテナが1本になったり、圏外表示になったりする。茨城県内で買い物をしていて、そんな経験をした方は少なくないと思います。実はこれ、「エリア外に出てしまった」のではなく、建物の壁や地下の構造が電波をさえぎっていることがほとんどです。この記事では、楽天モバイルをはじめとした各社のスマホが屋内でつながりにくくなる仕組みを、専門用語をかみ砕きながら整理し、その場ですぐ試せる対策までまとめます。
目次
エリアマップは「屋外」基準、屋内の実感とはずれる
各キャリアが公開しているエリアマップは、基本的に屋外での受信状況を前提に作られています。地図上でしっかり色が塗られていても、それは「その場所の屋外に立っていれば電波が届く」という意味であり、コンクリートの建物の内側や地下まで保証しているわけではありません。
電波は建物に入るときに一定の割合が壁や床に吸収・反射されて弱まります。これを透過損失と呼びます。窓際なら屋外とほとんど変わらない速度が出るのに、店舗の中央に進むにつれてどんどん遅くなるのは、間にはさまる壁やガラス、什器の数が増えていくからです。
つまり、屋内での「つながらない」は多くの場合エリアの問題ではなく、電波がどれだけ建物の中まで入り込めるかという問題です。ここを切り分けて考えると、対策の方向性もはっきりしてきます。
建物内で電波が悪い原因は主に3つ
屋内で電波が落ちる理由は、大きく分けて次の3つに整理できます。
周波数が高いほど壁を通り抜けにくい:5GのSub6帯や、楽天モバイルが主力とする1.7GHz帯(Band3)のような高めの周波数は、直進性が強く障害物に弱い性質があります。速度は出やすい一方で、建物の奥までは届きにくいという弱点があります。
鉄筋コンクリートと地下構造による大きな減衰:地下駐車場や立体駐車場の内部は、鉄筋の入った厚いコンクリートに何重にも囲まれています。金属は電波を反射するため、地下に降りるほど、また建物の中心に進むほど電波は届きにくくなります。エレベーターの中がほぼ確実に圏外になるのも同じ理由です。
混雑による基地局側の輻輳:週末の昼どきのフードコートやセール期間中の店内など、同じ場所に大勢が集まると、1つの基地局が処理できる通信量を取り合う状態になります。アンテナ表示は立っているのに、写真が送れない・地図が開かないという症状はこのパターンが疑われます。
屋内の「つながらない」は、この3つが単独ではなく重なって起きていることが多いのが厄介なところです。アンテナ本数が少ないなら透過の問題、本数はあるのに遅いなら混雑の問題と切り分けると、打つ手が選びやすくなります。
茨城のショッピングモール・地下駐車場でつながりにくい場所の傾向
ここからは、茨城県内で多くの人が訪れる施設を思い浮かべながら、どんな場所が弱くなりやすいかを傾向として整理します。以下はあくまで構造から考えられる一般的な傾向で、実際の状況は施設の設備増強や時間帯によって変わります。最新の状況はご自身の端末で確かめてください。
大型モールの店内奥・バックヤード寄りの通路:イーアスつくばやイオンモール水戸内原のような広い施設では、入口やガラス張りの吹き抜け付近は比較的安定しやすい一方、建物の中心部や中層階の奥まった区画は弱くなりやすい傾向があります。
地下・立体駐車場:ジョイフル本田のような大型店の立体駐車場や、地下に降りる駐車場では、車を停めた場所によっては通話も難しいことがあります。駐車位置を写真で記録するアプリなどは、電波がなくても動作するものを選んでおくと安心です。
エレベーター内:金属の箱に囲まれるため、ほぼ確実に一時的な圏外になります。乗る前に送信を済ませておくのが現実的です。
フードコートや休憩スペースの混雑時間帯:土日の正午前後は人が集中し、電波の強さ自体は十分でも速度が出にくくなることがあります。
屋内での通信を前提に予定を立てるなら、キャッシュレス決済アプリのコード表示や電子チケットは、電波の安定している入口付近であらかじめ開いておくのが確実です。
キャリアによって屋内の入りやすさに差が出る理由
ドコモ・au・ソフトバンクは、プラチナバンドと呼ばれる700MHz〜900MHz帯の低い周波数を長年運用しています。低い周波数は障害物を回り込みやすく、建物の奥や地下にも比較的届きやすいという特徴があります。屋内で他社のスマホは平気なのに自分だけ圏外、という状況が起きるのは、この帯域の有無が効いている場面が多いのです。
楽天モバイルもプラチナバンドの割り当てを受けて整備を進めていますが、全国のすべてのエリアに行き渡るまでには時間がかかります。加えて、これまで自社エリア外を補ってきたパートナー回線(au回線のローミング)は、2026年9月に原則として終了する方向が案内されています。屋外では自社エリアが広がっている一方、屋内の奥深くではこの変化を体感しやすい可能性があるため、日ごろよく行く施設で実際にどうなるかを確かめておくと安心です。エリアの整備状況や最新の提供条件は楽天モバイルの公式サイトで確認できます。
なお、屋内の弱さは自宅でも同じ理屈で起きます。木造か鉄筋か、部屋が北側か南側かで体感はかなり変わるので、住まいでの対処は自宅での電波強度を改善する方法もあわせて参考にしてください。
屋内でつながらないときの対策チェックリスト
買い物先で電波が落ちたとき、上から順に試すと効率がよい対策をまとめます。
施設のフリーWi-Fiにつなぐ:多くの大型商業施設が来店者向けWi-Fiを用意しています。ただし公共のWi-Fiでは、ネットバンキングやクレジットカード番号の入力は避け、通信内容が保護されるサービスに限って使うのが無難です。
5Gをいったんオフにする:設定から通信方式を4G優先に切り替えると、届きやすい帯域をつかみに行き、かえって安定することがあります。屋外に出たら戻すのを忘れずに。
機内モードを10秒ほどオンにしてオフに戻す:弱い電波をつかんだまま離さなくなった状態をリセットでき、最も手軽で効果が出やすい方法です。
Wi-Fi通話(Wi-Fi Calling)を有効にしておく:対応機種であれば、Wi-Fiにつながっていれば携帯の電波が届かない場所でも通話ができます。地下駐車場で家族と待ち合わせるときに役立ちます。
窓際・入口・吹き抜け付近に移動する:数十メートル歩くだけで状況が変わることは珍しくありません。
デュアルSIMで保険をかける:物理SIMとeSIMの2回線を持てる端末なら、性格の違うキャリアを組み合わせておくと、片方が弱い場所でもう片方が生きます。サブ回線として楽天モバイルを試すなら、楽天従業員からの紹介キャンペーンを経由して申し込むと、乗り換えや新規契約の内容に応じて最大14,000ポイント相当の特典が案内されています。条件や特典内容は変更されることがあるため、正確な最新条件は必ずキャンペーンページで確認してください。
電波状況を数値で把握したい方は、電波改善のためのアプリ紹介で取り上げているような計測アプリを入れておくと、「この階のこの辺りが弱い」と自分の行動範囲でパターンがつかめるようになります。
まとめ:屋内の圏外は「エリア外」ではなく「透過と混雑」
ショッピングモールの奥や地下駐車場でスマホがつながらなくなるのは、電波が届いていない地域に来たからではなく、建物の構造が電波をさえぎっていることと、人の集中による混雑が主な理由です。原因が分かれば、Wi-Fiへの切り替え、4G優先への変更、機内モードの入り切りといった小さな操作で改善できる場面が増えます。
移動中の通信については、茨城の高速道路での電波の安定性を確保しよう!でドライブ中の傾向を、季節要因については冬季の記事でそれぞれ扱っています。自分がよく過ごす場所ごとに弱点を把握しておくことが、結局のところ一番確実な備えになります。
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