第9回:パートナー回線終了後の山間部、エリアの真実
- 3月7日
- 読了時間: 4分

1. 「2026年9月終了」という期限に、ざわつく社内とユーザー
こんにちは。茨城在住、楽天社員です。 2026年も早いもので2月。私たち楽天モバイル社員にとって、そしてユーザーの皆様にとっても、一つの大きな節目が近づいています。
それが、**「au回線(パートナー回線)ローミングの原則終了」**です。
これまで楽天モバイルは、自社の基地局が足りないエリアを補うため、KDDI(au)から電波を借りてきました。この契約が2026年9月末に一つの区切りを迎えます。「パートナー回線がなくなったら、茨城の田舎は全滅するんじゃないか?」という不安の声、正直なところ、私の周りの友人からもよく聞かれます。
今回は、社員としての立場と、茨城の地方事情を知る一人のユーザーとして、この「パートナー回線終了」の真実をどこよりも詳しく、そして正直にぶっちゃけます。
2. そもそも「パートナー回線」が果たしてきた役割とは?
かつての楽天モバイルは、都会は繋がるけれど一歩地方へ出るとすぐ圏外、というイメージがありました。それを支えていたのが、auの800MHz帯(プラチナバンド)を借りる「パートナー回線」です。
茨城で言えば、国道118号を大子方面へ北上する際や、国道50号を筑西・結城方面へ走る際、気づかないうちにスマホは楽天からauの電波へと切り替わっていました。
「Rakuten最強プラン」の功績: 以前のプランでは、このパートナー回線でのデータ利用は「月5GBまで」という制限がありました。しかし、現在の「最強プラン」ではその制限が撤廃され、パートナー回線エリアでも無制限で使えるようになっています。これが、2025年までの楽天モバイルの「安心感」の正体でした。
3. 【検証】なぜ今、終了しても大丈夫(と言いたい)なのか?
「借りていた電波を返す」ということは、自前で同等以上の網を張らなければならないということです。社員として、その進捗を正直に報告します。
① 自社プラチナバンド(700MHz)の本格稼働
第6回でも触れましたが、2024年から始まった楽天自社のプラチナバンド運用が、2026年現在、茨城県内でもかなりの密度で広がっています。 「auから借りていた800MHz」を、「自前の700MHz」で置き換える。これが終了に向けた最大の勝算です。
② 基地局密度の向上(茨城1万局への挑戦)
2026年3月末に向けて、全国的な基地局倍増計画が進んでいます。茨城県内でも、これまで「ポツン」と立っていた基地局の間に、さらに細かく局を建てることで、ローミング(他社からの借用)なしでも途切れないネットワークを構築しています。
【ここだけの話】正直な懸念点
社員としても心苦しいですが、全エリアを100%自前で、かつ9月までに完璧にするのは至難の業です。 したがって、「9月になった瞬間に茨城の半分が圏外になる」ということはありませんが、場所によっては「以前よりアンテナが1本減ったかな?」と感じる瞬間が出る可能性はゼロではありません。
4. あなたの生活圏は大丈夫?後悔しないための確認術
「納得して選ぶ」ために、契約前に(あるいは使い続けるために)以下のステップを試してください。
「My 楽天モバイル」アプリで確認: 今自分が「楽天回線」を掴んでいるのか、それとも「パートナー回線」に頼っているのかはアプリで一目瞭然です。自宅や職場で常に「パートナー回線」表示が出る方は、9月以降の動向を注視する必要があります。
エリアマップの「2026年予測」を見る: 公式サイトのエリアマップは、数ヶ月先の拡大予定も反映されています。自分の住んでいる「〇〇市△△」がカバー予定に入っているか確認しましょう。
「初期解約」や「デュアルSIM」を恐れない: もし9月以降、生活圏での品質に満足できなければ、他社へ乗り換える自由が今のモバイル市場にはあります。また、第10回で紹介する「楽天×povo」の組み合わせなら、パートナー回線が終了しても実質的な影響は皆無です。
5. 浮いたお金で、茨城の「未来」を応援しよう
楽天が自前で基地局を建てるということは、他社に払う高額なローミング費用(借用料)がなくなるということです。そのコストダウン分は、さらなるポイント還元や、新しい技術(衛星通信など)の投資に回されます。
節約のその先: 通信費を月3,278円(無制限)に固定し、余ったお金で茨城の地場産業を応援しませんか?
茨城の地酒を毎月1本開拓する。
笠間焼の新しい器を買い足す。
ひたち海浜公園へ何度も家族で足を運ぶ。
「どこにお金を払うか」は、どんな未来を作りたいかの投票でもあります。楽天モバイルを選び、通信費を最適化することは、あなたの生活に「ゆとり」を生むだけでなく、日本の通信業界に新しい風を送り続けることにも繋がっています。
6. まとめ:2026年9月、私たちは進化の試練を超える
パートナー回線終了は、楽天モバイルが「借り物」を卒業し、一人前の通信キャリアとして茨城に根を張るための、避けて通れない試練です。
社員としては、この移行期にユーザーの皆様へご不便をかけないよう、現場は文字通り「不眠不休」で基地局を建て続けています。 「茨城の田舎でも、安くて速くて当たり前」 その景色を作るために、私たちはこの9月を乗り越えます。
もし不安があれば、いつでもお問い合わせください。正直な答えを用意してお待ちしています。
次回はいよいよ最終回。茨城県民のための「スマホ最適解」の決定版、楽天×povoデュアルSIM術を総括します!



