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第7回:八溝山(茨城最北端)で楽天モバイルは息をしているか?

  • 3月2日
  • 読了時間: 5分

1. 茨城の「最果て」へ。電波の限界に挑む

こんにちは。茨城在住、楽天社員です。 今回は、つくばの自宅から車で約2時間半。茨城県の最北端、そして最高峰(標高1,022m)である**「八溝山(やみぞさん)」**にやってきました。

八溝山は、茨城・栃木・福島の三県にまたがる、まさに「県境の要衝」。美しいブナの原生林や「八溝五水」と呼ばれる名水で知られる名山ですが、モバイルキャリアにとっては最難関の一つです。

正直なところ、**「楽天社員として、ここに来るのは少し胃が痛い」**というのが本音です(笑)。街中の快適さとは無縁の、電波の「限界集落」ならぬ「限界山頂」。2026年現在、プラチナバンド導入を経て、この最果ての地で楽天モバイルは息をしているのでしょうか? 忖度なしのレポートをお届けします。



2. 調査結果:八溝山のリアル。山頂と登山道の「明と暗」

八溝山での通信状況を、いくつかのポイントに分けて解説します。

八溝嶺神社・展望台(山頂付近)

  • 結果:〇(良好) 意外かもしれませんが、山頂の展望台付近ではアンテナが3〜4本立ちます。これは、山頂付近に各社の鉄塔が立っていること、そして周囲に遮るものがないため遠くの基地局の電波を拾いやすいためです。2026年現在、楽天自社の基地局もしっかりと山頂をカバーしています。ここで「茨城最高峰なう」とSNS投稿するのは余裕です。

八溝五水・登山道の中腹

  • 結果:×〜△(厳しい) 問題はここです。名水を求めて沢沿いや深い森の中に入ると、状況は一変します。 社員としての正直な告白: プラチナバンド(700MHz)の運用が始まったとはいえ、八溝山のような深い谷間が続く地形では、まだ「圏外」の文字を目にすることがあります。ドコモであれば、山歩きを想定した緻密なエリア設計により、場所によっては微弱な電波を掴み続けてくれますが、楽天モバイルは**「入る場所と入らない場所がパキッと分かれる」**傾向がまだ強いです。

麓の大子町中心部

  • 結果:◎(完璧) 大子町の街中や、道の駅周辺は全く問題ありません。むしろ5Gが入り、爆速で通信できる場所も多いです。



3. なぜ八溝山で弱いのか? 2026年9月の「ローミング終了」への懸念

ここで、少し専門的な、でも皆さんに知っておいてほしい「裏事情」をお話しします。

これまで楽天モバイルは、自社の電波が届かない場所でauの電波(パートナー回線)を借りてきました。しかし、2026年9月にはこのローミング協定が(一部を除き)順次終了する予定です。

「パートナー回線がなくなったら、八溝山でもう繋がらなくなるの?」という不安の声も聞こえてきます。 ここだけの話: 自社でプラチナバンドを整備したことで、これまで「auの電波でなんとかなっていた場所」を、楽天自前の電波でカバーし直している真っ最中です。しかし、八溝山のような超広大な山間部の隅々までを、数年で完璧に埋めるのは物理的な難易度が極めて高い。これが、社員としても心苦しい「現在地」です。

キャプション:八溝山周辺のエリアマップ案。山頂(赤:強)と谷間(白:圏外)が混在している様子。



4. 最果ての地で「通信」を確保するための具体的アクション

「それでも楽天モバイルを使いたい! でも八溝山にも行きたい!」という賢いあなたへ。社員でありハイカーでもある私が実践している対策を伝授します。

  1. 「オフライン地図」は命。 電波の有無に関わらず、Googleマップや「YAMAP」などの登山アプリで地図を事前ダウンロードしておくのは常識です。

  2. 機内モードを上手く使う。 電波が微弱な場所でスマホが電波を探し続けると、バッテリーが猛スピードで減ります。「ここは入らない」と分かったら、潔く機内モードにして電池を温存しましょう。

  3. やっぱり「デュアルSIM」が最強。 第5回でもお伝えしましたが、povo(au回線)を予備に入れておく。八溝山の深い谷間で楽天が「圏外」になった際、設定を切り替えてpovoで連絡を取る。これが2026年現在の、最も賢い「リスクマネジメント」です。



5. 浮いたお金で「大子の贅沢」を楽しもう

八溝山まで足を伸ばすなら、通信費を賢く削って、その分を地元の美味しいものに還元しませんか?

楽天モバイルへの乗り換えで浮いた月4,000円。これだけあれば、帰り道に大子町で最高の思い出が作れます。

  • 奥久慈しゃもの親子丼(約1,500円): 噛みしめるほどに旨味が溢れます。

  • アップルパイのお土産(約2,000円): 大子のリンゴを贅沢に使った一品。

  • 日帰り温泉(約500円): 登山の疲れを癒やす最高の締めくくり。

「どこでも完璧に繋がる」ために高い月額料金を払い続けるより、「山の上では少し工夫し、浮いたお金で地域の味覚を楽しむ」。そんなライフスタイルの方が、茨城での生活を豊かにしてくれると私は信じています。



6. まとめ:八溝山の空に「希望」を

2026年後半には、第4回でお話しした「衛星通信」が始動します。 これが始まれば、八溝山の深い谷底だろうが、三県境の藪の中だろうが、楽天モバイルが「圏外」になることは理論上なくなります。

社員としての決意: 「今の楽天は八溝山の谷間ではまだ弱い」と正直に認めます。でも、あと少しで宇宙からのバックアップが届きます。それまでの間は、デュアルSIMなどの知恵を使って、賢く、安全に、そしておトクに茨城の最果てを楽しんでください。

納得して選んだからこそ得られる、ゆとりある生活。八溝山の頂上で飲むコーヒーのように、それは格別の価値があるはずです。

次回は、番外編。「命を守るためのスマホ術」。登山届と電波の意外な関係について深掘りします。

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