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🚃 つくばエクスプレスの電波が悪いのは守谷〜つくばのどこ?茨城県内区間を駅間ごとに解説

9月18日
読了時間: 8分

つくばエクスプレス(TX)に乗っていて、守谷を過ぎたあたりから急にスマホの電波が細くなる、LINEの送信が止まったまま進まない、という経験はありませんか。実はつくばエクスプレスの電波の悪さは、千葉県内区間と茨城県内区間でまったく原因が違います。この記事では、守谷〜つくばの茨城県内区間を駅間ごとに区切って、どこで何が起きているのか、そしてどう備えれば快適に過ごせるのかを整理します。

目次

茨城県内区間で電波が悪いのは「混雑」が原因ではない

南流山・流山おおたかの森・柏の葉キャンパスといった千葉県内区間では、乗客が多く同じ基地局に接続が集中することで通信が詰まる、いわゆる「混雑による遅さ」が中心です。こちらの詳細はつくばエクスプレス千葉県内区間の電波事情にまとめています。

一方、守谷から北の茨城県内区間は事情が異なります。車内の混雑は都内寄りに比べてかなり緩和されているのに、それでも電波が不安定になる。理由は主に次の3つです。

  • 守谷以北は線路がまっすぐで、在来線としてはかなり速い時速130km前後まで出す区間があること

  • 沿線に田畑や造成中の土地が多く、都市部ほど基地局が密に置かれていないこと

  • 研究学園から先が地下区間になり、つくば駅が地下ホームであること

つまり茨城県内区間は「人が多すぎてつながらない」のではなく、「電車が速すぎる・基地局が遠い・地下に入る」という物理的な理由で電波が細くなります。対策の方向性も自然と変わってきます。

守谷〜みらい平:デッドセクションと高速走行でハンドオーバーが追いつかない

スマホは走行中、近くの基地局から次の基地局へと接続を切り替えながら通信を続けています。この切り替えをハンドオーバーと呼びます。停車中や低速ならスムーズですが、時速130km前後で走っていると1つの基地局の電波が届く範囲をあっという間に通り抜けてしまい、切り替えが間に合わずに一瞬通信が途切れることがあります。

守谷駅を出て北へ向かう区間には、電車の電気方式が直流から交流に切り替わる「デッドセクション」があります。ここでは車内の照明が一瞬落ちたり、空調が止まったりします。電波そのものが切れるわけではありませんが、このタイミングは同時に高速走行に入るポイントでもあるため、体感として「守谷を出たら急に電波が悪くなった」と感じる人が多い場所です。

典型的な症状はこんなかたちで現れます。

  • 送信ボタンを押したLINEのメッセージに、くるくるマークが付いたまま止まる

  • 動画の再生が数秒止まり、画質が急に粗くなる

  • アンテナは立っているのにページが読み込めない(実際には切り替え中で通信が止まっている)

守谷駅そのものについては守谷駅周辺の電波事情を扱った記事でも触れていますが、駅構内は比較的安定している一方、発車直後の数分間がいちばん不安定になりやすい、と覚えておくと心の準備ができます。

みらい平〜みどりの〜万博記念公園:造成中のエリアと田園地帯が混在する区間

みらい平とみどりのは、近年住宅が急速に増えているエリアです。新しい戸建てやマンションが次々に建つ一方、駅から少し離れると一面の田畑が広がります。人口の増え方に対して基地局の整備が追いつくまでには時間差があり、この区間は「街として新しいほど電波が細い」という逆転が起きやすい場所です。

万博記念公園駅の周辺はさらに開けていて、遮るものが少ないぶん遠くの基地局の電波は届きますが、その電波は距離のぶんだけ弱く、速度も出にくくなります。アンテナ表示は3本立っているのにダウンロードが進まない、という状況はここで起こりがちです。

この区間では、座る位置と時間帯で体感がけっこう変わります。

  • 窓側(特に進行方向右手側の窓際)のほうが電波を拾いやすい。車両中央の席や通路寄りは、金属製の車体に囲まれて電波が弱くなる

  • ホームで待つときは、階段下や待合室の中より、ホーム端の開けた場所のほうが安定しやすい

  • 朝の通勤時間帯と夕方の帰宅時間帯は、混雑の影響が加わって速度が落ちやすい。日中や夜遅い時間は同じ場所でもすんなり通ることがある

時間帯による差についてもう少し詳しく知りたい方は、通勤ラッシュ時の電波の詰まり方をまとめた記事もあわせてどうぞ。

研究学園〜つくば:地下区間とつくば駅ホームでの圏外

研究学園駅を過ぎると、線路は地下に潜り、終点のつくば駅は地下ホームです。地下では地上の基地局の電波が届かないため、トンネル内や駅構内に専用の設備が入っていない場所では圏外になります。

よくあるのが、つくば駅に着いてから地図アプリを開こうとして、画面が真っ白のまま固まるというパターンです。改札を出て地上に上がれば復帰しますが、待ち合わせの直前や急いでいるときは地味に困ります。

地下区間に入る前、つまり研究学園駅を出るまでにこれだけやっておくと、ほぼ解決します。

  • 目的地までの経路を地図アプリで先に検索しておく(オフライン地図をダウンロードしておくとさらに安心)

  • 動画や音楽は事前にダウンロードしておく。ストリーミング再生は地下に入った瞬間に止まる

  • 待ち合わせの連絡は、地下に入る前に送って送信完了を確認してから車内でくつろぐ

なお研究学園駅の周辺は商業施設やオフィスが増え続けているエリアで、地上側の電波事情にも独特の傾向があります。詳しくは研究学園駅エリアの電波状況で扱っています。

楽天モバイルのパートナー回線終了でこの区間はどう変わるか

楽天モバイルは長らく、自社の電波が届きにくい場所ではau回線を借りる「パートナー回線(ローミング)」で補ってきました。これが2026年9月をもって原則終了する流れとなり、茨城県内でも自社回線でどこまでカバーできるかが実際の使い勝手を左右します。

プラス面としては、楽天モバイルがプラチナバンドと呼ばれる電波の届きやすい周波数帯の整備を進めていることがあります。プラチナバンドは建物の影や遠方にも回り込みやすい性質があるため、みらい平〜万博記念公園のような開けた区間では有利に働きます。一方で、地下ホームやトンネル内の設備は各社が個別に入れていくものなので、研究学園〜つくばの地下区間については引き続き体感差が出やすい場所です。

ざっくりした区間別の傾向はこう整理できます。

  • 守谷〜みらい平(高速走行区間):どのキャリアでも切り替えの一瞬の途切れは起こる。基地局の数が多いドコモ・auがやや安定しやすい

  • みらい平〜万博記念公園(郊外区間):プラチナバンドを持つ各社が有利。楽天モバイルも自社回線の整備が進んだエリアでは実用的

  • 研究学園〜つくば(地下区間):地下設備の有無がすべて。事前準備でカバーするのが現実的

キャリアごとの比較は常磐線・TXのキャリア別つながりやすさ比較に、ローミング終了が通勤にもたらす影響はパートナー回線終了と通勤電車の記事にまとめてあります。もし楽天モバイルへの乗り換えを検討中であれば、楽天従業員からの紹介で申し込めるキャンペーンでは他社から電話番号そのままの乗り換えで最大14,000ポイント、新規契約で最大11,000ポイントが還元される案内が出ています。条件や金額は変更されることがあるため、正確な最新条件はキャンペーンページでご確認ください。料金プランやエリアそのものについては楽天モバイルの公式サイトで確認できます。

区間別・その場でできる電波対策まとめ

最後に、乗車中や駅で「今つながらない」というときの対処をまとめます。どれも30秒程度でできます。

  • 機内モードを一度オンにして、5秒ほど待ってからオフにする。基地局への接続をやり直すので、切り替えに失敗したまま固まった状態がリセットされます

  • 5G表示のまま速度が出ないときは、設定から4G(LTE)優先に切り替える。5Gは電波の届く範囲が狭く、郊外では4Gのほうが安定することがあります

  • 自宅や職場のWi-Fi環境では、Wi-Fi通話(VoWiFi)をオンにしておく。携帯の電波が弱くてもWi-Fi経由で通話ができます

  • 地下に入る前に、必要な情報は読み込んでおく。これがいちばん確実です

サブ回線を持つべきかどうかは、この区間をどれくらいの頻度で使うかで判断するのがおすすめです。毎日TXで通勤し、車内で仕事の連絡を取る必要がある方は、メイン回線と別系統の回線をデータ専用の格安SIMで持っておくと保険になります。逆に週に数回の利用で、車内では動画や読書が中心という方なら、事前ダウンロードと機内モードの入切だけで十分に間に合うはずです。

端末側の設定でできる調整については電車で電波が悪いときの設定変更まとめに手順を書いていますので、あわせて参考にしてください。

まとめ

守谷〜つくばの茨城県内区間は、混雑ではなく高速走行・基地局の距離・地下区間という3つの物理的な理由で電波が細くなります。守谷を出た直後は切り替えの途切れ、みらい平〜万博記念公園は基地局の距離、研究学園から先は地下、と原因が区間ごとにはっきり分かれているのが特徴です。原因の見当がつけば、乗る前の数十秒の準備でほとんどの不便は避けられます。今日の帰りのTXから、ぜひ試してみてください。


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